共同通信 2014年7月16日
パナソニックが、人材派遣業の子会社パナソニックエクセルスタッフ(大阪市)を売却する方針を決めたことが15日分かった。同社は派遣業界中堅。今秋をめどに入札を実施し、2014年度中に売却先を決める。数百億円規模での売却を目指すとみられる。
グループ会社を整理し、成長が見込める住宅や自動車関連事業などに経営資源を集中する狙い。系列派遣会社によるグループ企業への派遣割合を8割以下に抑える法改正が12年に行われ、派遣会社を傘下に持つメリットが薄れたことも売却の理由。
約630人の社員は売却先への転籍も含め、雇用維持に努めるとみられる。