共同通信 2014/7/22
田村憲久厚生労働相は19日、景気回復で人手不足感が広がっている現状を「正規雇用(の拡大)につなげるチャンス」として、若者の雇用を支援するための法案を来年の通常国会に提出する考えを明らかにした。北海道平取町で地元経営者らとの対話を終えた後、記者団に語った。
法案には、若者が安定した職に定着できるよう、在学中や就職活動中の雇用対策を社会全体で推進することなどを盛り込む見通し。田村氏は「正社員実現加速プロジェクト」として、企業に対する正社員化の要請にも取り組む姿勢を示した。
厚労省によると、5月の有効求人倍率は1・09倍で、21年11カ月ぶりの高水準だった。