勤務先でのトラブル…4割「何もせず」 連合の若者調査

朝日デジタル 2014年12月13日

 労働条件が募集時と違うなど、仕事上のトラブルを経験した働く18〜25歳の4割弱が、特に何の対応もせずに我慢しているとの調査結果を、労働組合の中央組織・連合がまとめた。

 働いていて困った経験がある、と答えた人は全体の58%。複数回答で最も多かったトラブルは「労働条件が募集時と実際で異なった」(27%)だった。「労働時間が守られない」(24%)、「職場での嫌がらせ」(16%)、「残業代不払い」(15%)と続いた。

 トラブルにどう対応したかを聞いたところ、「何もしなかった」が36%と最も多かった。理由としては、「面倒だった」(45%)、「改善されると思わない」(40%)、「みんなも我慢していると思った」(29%)が目立った。「どうすればいいか分からない」「だれに相談すればいいか分からない」との回答は各2割前後あった。

 相談した人も、「同僚」(31%)や「家族」(22%)、「上司」(20%)などで、労組や労働基準監督署、弁護士との回答は各3%以下だった。

 携帯電話によるインターネット調査で、アルバイトの学生を除く1千人に聞いた。(堀口元)

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