トヨタ労組:一時金6.8カ月分要求の春闘執行部案固める

http://mainichi.jp/select/news/20150129k0000m020030000c.html
毎日新聞 2015年01月28日

 トヨタ自動車労働組合(組合員約6万3000人)が2015年春闘で、年間一時金(ボーナス)について月給の6.8カ月分を要求する執行部案を固めたことが分かった。組合員平均で概算240万〜250万円程度になる。
  
 一時金の要求を算定する基準となる、15年3月期のトヨタ単独の営業利益は前期を下回る見通しだが、人手不足への対応や海外拠点の支援など組合員の努力への評価を求める。

 14年春闘でも6.8カ月分(組合員平均で約244万円)を要求し、4年連続で満額回答を得た。

 賃金を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分は月額6000円を要求する方針を固めており、非正規の期間従業員についても、同水準となる日額300円の賃上げを目指す。

 一時金とベアの要求を合わせて29日に職場に提案し、2月13日の正式決定を経て、同18日に経営側に要求書を提出する予定だ。【和田憲二】

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