http://mainichi.jp/select/news/20150613k0000m040075000c.html?fm=mnm
毎日新聞 2015年06月12日
調査は、同社などが女性の健康チェックや食生活のアドバイスを目的に昨年開設した「まるのうち保健室」を訪れた約1000人を対象に実施。このうち都心部などで働く20〜30代の女性約750人について分析した。
体格を示すBMI値(体重÷身長÷身長)は、19以下の痩せ形の人が28%を占めた。厚生労働省の国民健康・栄養調査(2013年)によると、BMI値18.5未満の「痩せ(低体重)」は20代女性で21.5%、30代女性では17.6%で、これを大きく上回る。
1日あたりの平均摂取エネルギーは1479キロカロリーで、必要量(2000キロカロリー)の4分の3以下。朝食を毎日食べない人も36%おり「朝食を取るなら1分でも長く寝たい」「帰宅が遅くて食べる時間も夜遅くなり、朝はおなかがすかない」といった声もあった。
朝食は働く時間と関連がみられ、週32〜40時間の人では71%がほぼ毎日食べていたが、週61〜100時間の人では52%に減った。平均摂取エネルギーも働く時間が長いと少ない傾向があり、週100時間を超える人は1360キロカロリーしか取っていなかった。全体的にミネラルなどの栄養素が不足しており、肩こり、冷え性、むくみ、疲労感などに悩む人が多かった。【下桐実雅子】