http://mainichi.jp/select/news/20150624k0000m020046000c.html
毎日新聞 2015年06月23日 19時40分(最終更新 06月24日 08時20分)
日産自動車のカルロス・ゴーン社長=後藤由耶撮影(省略)
日産自動車は23日、横浜市内で株主総会を開き、カルロス・ゴーン社長の2015年3月期の役員報酬が10億3500万円だったことを明らかにした。前期の9億9500万円から4000万円増えた。1億円以上の役員報酬の開示が義務づけられた10年3月期以降、日産で初めて10億円を超えた。
ゴーン社長は役員報酬の水準について、「グローバルな自動車メーカーを含む多国籍企業の役員報酬と比較して決めた。相当の報酬を支払わなければ、優秀な人材を維持できない」と株主に理解を求めた。
日産の15年3月期連結決算は、主力の北米市場が好調だったために増収増益を確保した。しかし、株主からはトヨタ自動車の豊田章男社長の14年3月期の役員報酬が2億3000万円だったことをあげ、「ゴーン社長の役員報酬の水準は適正なのか」と疑問視する声も上がった。
役員報酬を巡っては、15年3月期にソフトバンクのロナルド・フィッシャー取締役が、副会長を務める同社傘下の米携帯電話大手スプリントの報酬も含めて、17億9100万円を受け取った。
また、役員報酬ではないが、ソフトバンクは孫正義社長の後継候補として、米グーグルから招いたニケシュ・アローラ副社長に、今年3月末までの1年間で契約金などの短期報酬145億6100万円、株式報酬19億9500万円の計165億5600万円を支払うなど、企業のグローバル化で経営陣の多国籍化も進み、報酬の高額化が顕著になっている。【永井大介】
http://mainichi.jp/select/news/20150624k0000m020046000c.html
毎日新聞 2015年06月23日 19時40分(最終更新 06月24日 08時20分)
日産自動車のカルロス・ゴーン社長=後藤由耶撮影(省略)
日産自動車は23日、横浜市内で株主総会を開き、カルロス・ゴーン社長の2015年3月期の役員報酬が10億3500万円だったことを明らかにした。前期の9億9500万円から4000万円増えた。1億円以上の役員報酬の開示が義務づけられた10年3月期以降、日産で初めて10億円を超えた。
ゴーン社長は役員報酬の水準について、「グローバルな自動車メーカーを含む多国籍企業の役員報酬と比較して決めた。相当の報酬を支払わなければ、優秀な人材を維持できない」と株主に理解を求めた。
日産の15年3月期連結決算は、主力の北米市場が好調だったために増収増益を確保した。しかし、株主からはトヨタ自動車の豊田章男社長の14年3月期の役員報酬が2億3000万円だったことをあげ、「ゴーン社長の役員報酬の水準は適正なのか」と疑問視する声も上がった。
役員報酬を巡っては、15年3月期にソフトバンクのロナルド・フィッシャー取締役が、副会長を務める同社傘下の米携帯電話大手スプリントの報酬も含めて、17億9100万円を受け取った。
また、役員報酬ではないが、ソフトバンクは孫正義社長の後継候補として、米グーグルから招いたニケシュ・アローラ副社長に、今年3月末までの1年間で契約金などの短期報酬145億6100万円、株式報酬19億9500万円の計165億5600万円を支払うなど、企業のグローバル化で経営陣の多国籍化も進み、報酬の高額化が顕著になっている。【永井大介】