http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201508/0008297508.shtml
神戸新聞 2015/8/12
アパレル大手のワールド(神戸市中央区)は12日、7月に募集した希望退職に453人が応じたことを明らかにした。社員の約25%に当たり、同社は「予定通りの応募数」としている。退職は9月20日付で、追加募集などの計画はないという。
希望退職の対象は、ワールド本体の社員約1800人(3月末時点)のうち、40歳以上の正社員と定年後に再雇用された60歳以上の社員を合わせた約1300人。7月6〜24日に募集し、対象者全員に面談を実施した。400〜500人の応募を想定していた。
希望退職に伴い、特別加算金などの費用として特別損失約28億円を、2015年9月中間決算に計上する。今後、年間約25億円の人件費削減を見込む。
同社は駅ビルやショッピングセンターに積極出店を続け、全国に約3千店舗、約100ブランド展開しているが、近年は値下げ競争の激化などで業績が悪化。15年度に10〜15ブランドを廃止し、不採算の400〜500店舗を閉店する計画を5月に発表している。(中務庸子)