JIJICOM 2016/05/27
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052700739&g=eco
厚生労働省は27日、2015年度にハローワークを通じて就職した障害者が、前年度比6.6%増の9万191人(延べ人数)と、6年連続で過去最高になったと発表した。増加は7年連続で、精神障害者の採用が大きく増えた。
民間企業や官公庁に対する障害者の法定雇用率が2013年度から引き上げられ、積極的な採用が続いている。厚労省によると、「働く意思を持つ障害者も増えている」(障害者雇用対策課)という。18年度から精神障害者も法定雇用率の算定対象となる。
主な内訳をみると、精神障害者が11.2%増の3万8396人、知的障害者が6.6%増の1万9958人で、ともに大幅増だった。一方、身体障害者は0.6%減の2万8003人にとどまった。業種別では、医療・福祉や製造業の就職が多かった。