パワハラ訴えた元社員とALSOK和解 70万円支払い

朝日DIGITAL 2017年5月1日
http://digital.asahi.com/articles/ASK515Q0QK51PTIL01Z.html
 
 警備大手「綜合警備保障」(ALSOK)に勤務していた大阪府東大阪市の男性(51)が、パワハラや障害者差別を受けたとして、同社に550万円の損害賠償を求めていた訴訟が、大阪地裁で和解した。4月20日付。同社が解決金70万円を支払う。

 訴状によると、男性は2004年に嘱託職員として入社。翌年、営業担当の正社員になった。12年、休日出勤の途中に駅のホームで倒れ入院、心臓機能障害で身体障害者手帳4級の交付を受けた。

 約1年後に復職したが、上司から「死なん程度にこきつこたらええ」「身障者ねんから昇級せんでええやろ。働かせてもらってるだけでありがたいと思え」などの暴言を受けた。男性は知人を通じ社内のパワハラホットラインに相談したが、同社は適切に対処しなかったとしている。15年に上司から迫られ、退職したという。綜合警備保障の担当者は「コメントは差し控えたい」としている。(大貫聡子)

この記事を書いた人