大阪日日新聞 2018年5月2日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/180502/20180502032.html
連合大阪の第89回大阪地方メーデーが1日、大阪市中央区の大阪城公園太陽の広場で開かれた。約3万2千人(主催者発表)が参加し、連合大阪会長の山崎弦一実行委員長が政府が重要法案と位置付ける働き方改革関連法案に触れ、「過重労働による過労死や過労自死が繰り返されないよう、『働く者のための働き方改革』実現に取り組む」とアピールし、決意を述べた。
「安心社会の実現に向け頑張ろう」と気勢を上げる参加者ら=1日、大阪市中央区の大阪城公園太陽の広場
山崎委員長は働き方改革関連法案について、高収入の一部専門職を労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度」に関し、「(同制度の)創設を含めた形で閣議決定されたことは極めて遺憾だ」と語った。
一方、同法案について「罰則付きの時間外労働の上限規制導入や、同一労働同一賃金は連合が求めてきたことだ」と早期実現を訴えた。
参加した民進党大阪府連代表の平野博文衆院議員は「皆さんの立場に立ち、労働環境を守る法整備にしないといけない」と主張し、立憲民主党大阪府連代表の森山浩行衆院議員は「おかしな政治や、だめな行政を変えていこう」と呼び掛けた。