パーソルテクノロジースタッフ、エンジニアの副業を調査 エンジニアの約6割は副業に興味あるも時間が捻出できず、副業するのは7%にとどまる
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000256.000016451&g=prt
時事通信[パーソルHD]2019年5月28日
〜エンジニアが副業可能な短時間の求人案件を拡充〜
総合人材サービスのパーソルグループでIT・ものづくりエンジニアの人材派遣を手掛けるパーソルテクノロジースタッフ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:礒田 英嗣、以下パーソルテクノロジースタッフ)は、IT・機械電気領域で働くエンジニア922名および非エンジニア100名を対象に、副業に関する調査を行いました。
副業元年と言われた2018年から1年。働き方改革の一環として多くの企業でパラレルワークが話題となりました。特に手に職があるエンジニアは副業を始めやすいイメージを持たれがちですが、エンジニアの副業は非エンジニア職よりも進んでいないことが分かりました。
※本調査におけるエンジニアとはIT・機電領域のエンジニアを指します。
※このアンケートで「副業」とは、収入を得るために携わる本業以外の仕事を指します。
【主な調査結果】
1.エンジニアは、非エンジニアに比べて副業を開始している割合が4ポイント低い。始められていない理由は「時間が捻出できない」がトップ。
2.エンジニアは、副業で得られる「本業と違う楽しさ・やりがい」を非エンジニア職ほど求めていない。
3.エンジニアは、「ウェブコンテンツやアプリの制作・改善・開発(21.7%)」「プロジェクトマネージメント(12.5%)」など技術力を生かした副業に興味が高い。
4.副業に興味があるエンジニアが、副業を始められていない理由は「時間がない(38%)」「会社で副業が認められていない(31%)」
「ウェブコンテンツやアプリの制作・改善・開発(21.7%)」「プロジェクトマネージメント(12.5%)」など技術力や専門性を生かした副業に興味の高いエンジニア。副業をスタートしやすいイメージがありましたが、今回の調査では非エンジニア職と比較すると、副業を始めている人が4ポイント低い結果となりました。副業に対する興味はあるものの副業を始められていない理由のトップは「副業をする時間が取れないから(38%)」。また、副業するにあたってはしっかり準備をしてから進めたいと慎重に考えるエンジニアが多いようです。
<調査概要>
・調査期間:2019年3月
・対象:関東・東海・関西エリアに在住している20〜50代男女の社員・派遣・業務委託・フリーランス
IT・機電領域エンジニア922名、非エンジニア100名
・調査方法:インターネットによるアンケート回答方式
■調査
すでに「副業をしている」のは、エンジニアが非エンジニア職に比べて、4ポイント低い。
副業への意向・ステータスについて、エンジニア・非エンジニア職ともに大きな差異はなかったものの、副業を既にしている割合についてはエンジニアが4ポイント低い結果となった。
エンジニアは、非エンジニア職と比べて副業にやりがいを求めていない。
副業をしている、準備中、興味があると回答した方を対象にした、副業をしようと思った(興味を持った)理由を聞いた。エンジニア・非エンジニアの差が出たのは、「本業と違う世界の楽しさややりがいを感じたいから」と「時間的に余裕があるから」の2項目。非エンジニア職が本業以外でのやりがいを副業に求める(28%)のに対し、エンジニアは20%となった。本業で十分なやりがいを得られている、ということがあるかもしれない。また、非エンジニアが「時間的に余裕があるから(21%)」では、エンジニアは15ポイント差の6%となった。副業に充てる時間がないエンジニアが多い。
エンジニアは、技術力を生かした副業に興味が高い。
非エンジニア職は、「ネットオークションやフリマアプリ(32.8%)」、「ハンドメイド作品(19.0%)」、「代行業(19.0%)」など、本業と異なるジャンルが上位に挙がったが、エンジニアにおいては、エンジニアとしての専門性や技術力を活用した「ウェブコンテンツやアプリの制作・改善・開発(21.7%)」「プロジェクトマネージメント(12.5%)」などが上位に挙げられた。
副業に興味があるエンジニアが、副業を始められていない理由は「時間がない(38%)」「会社で副業が認められていない(31%)」「知識や勉強が必要(26%)」
副業を始めていない理由について、非エンジニア職のトップは「会社で副業が認められていない(30%)」「副業の始め方が分からない(30%)」となったのに対し、エンジニアは「副業をする時間が取れない(38%)」となった。「知識や勉強が必要だから(26%)」についても非エンジニア職と比較して7ポイント高い結果となった。副業先から雇用されるのではなく個人で受けるケースが多いことから、課題となる点をしっかり確認・準備してから始めたい、というエンジニアらしい仕事の進め方がくみ取れる。
エンジニアが副業可能な短時間の派遣求人案件を拡充、副業開始〜開始後にまつわるさまざまなリスクを副業としての派遣で解消し、エンジニアの多様な働き方を支援します。
このように、手に職があり副業を始めやすいイメージのあるエンジニアですが、実際には「副業に興味はあるが、自分が捻出できる時間の中でマッチする副業を見つけられない」「雇用ではなく個人で受けることが多い副業に際し、さまざまなリスクに備えてしっかり事前準備をしてから始めたい」といった懸念があり、エンジニアの副業は思ったほど進んでいません。
パーソルテクノロジースタッフの「ワークチェンジ推進部」では、これまで週5日フルタイムニーズが中心だった派遣求人案件に、“ダブルワークや週に数時間だけ…”といった求人案件を拡充することで、多様なエンジニアの自分らしい働き方、キャリア実現を目指します。
副業先との雇用契約や個人で業務委託契約などを結ぶケースに比べて、派遣での副業は、勤務時間や給与、対応業務などの条件面を事前に確認しやすいメリットがあります。
短時間の派遣求人案件を拡充することで、副業に興味はあるが、時間や事前準備、業務にまつわるさまざまなリスクなどが課題になり始められていなかったエンジニアをサポートし、エンジニアの多様な働き方を実現します。パーソルテクノロジースタッフでは、エンジニアとして働きたい方のスタート支援、さらなるキャリアアップ、スキルアップを実現したい方の成長支援など、さまざまな観点から今後もエンジニアのキャリア支援に向けた取り組みを行ってまいります。
■パーソルテクノロジースタッフ株式会社について<https://persol-tech-s.co.jp/>
パーソルテクノロジースタッフ株式会社は、パーソルグループの「派遣・BPOセグメント」のうち、IT・ものづくりエンジニアの人材派遣サービスを提供しています。テンプスタッフ・テクノロジーとインテリジェンス派遣部門の経営統合により、2017年1月よりパーソルテクノロジースタッフ株式会社へ社名変更。グループの総力をあげて、労働・雇用の課題の解決を目指します。
■「PERSOL(パーソル)」について<https://www.persol-group.co.jp/>
パーソルは、2016年7月に誕生した新たなブランドです。ブランド名の由来は、「人は仕事を通じて成長し(PERSON)、社会の課題を解決していく(SOLUTION)」。働く人の成長を支援し、輝く未来を目指したいという想いが込められています。
パーソルグループは、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」やアルバイト求人情報サービス「an」をはじめとし、ITアウトソーシング、設計開発にいたるまで、国内外の幅広い企業群で構成されています。グループのビジョンである「人と組織の成長創造インフラへ」を実現するために、労働・雇用の課題の解決に総合的に取り組んでいます。
企業プレスリリース詳細へ (2019/05/28-12:40)