http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008061600833
東証1部上場のゲームソフト会社「テクモ」(東京都千代田区)の社員2人が16日、違法に導入された裁量労働制で残業代をカットされたとして、計約830万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こした。
原告は2月に結成された「テクモ労働組合」の小沢宏昭執行委員長ら。訴状などによると、月100時間を超える時間外労働が恒常化していたが、同社は1日の残業時間を1時間とみなす裁量労働制を4年前に導入。これ以上は支払われなかったという。 導入には労使協定が必要だが、会社側が指名した経理部社員を従業員代表者として労働基準監督署に届け出ており、小沢委員長は「民主的に選ばれた代表者といえず労働基準法違反だ」としている。