株主オンブズマン 日本経団連役員企業16社に36協定の是正を求める

NPO法人株主オンブズマンは、日本経団連の会長・副会長出身企業16社の労働時間管理の現状を把握するために、昨年10月、所轄の労働局に対して各企業の時間外・休日労働協定(36協定)の情報公開請求を行いました。その結果、16社中13社が厚生労働省の過労死認定基準からみた過労死ラインの残業時間(1カ月100時間、平均月80時間)を超える協定を届け出ていることが明らかになりました。

会長企業であるキヤノンの最大延長時間は月90時間、年1080時間と驚くほど長時間になっています。同社のある事業所では、1日の延長することができる時間は15時間とされています。これによれば通常の拘束9時間(法定8時間+休憩1時間)を15時間延長し、1日24時間働かせることもできます。このような過労死ラインを超える時間外労働はいかなる職種であろうとは許されるものではありません。

そこで株主オンブズマンは、過労死ラインを超える36協定が締結している経団連会長・副会長企業13社に対して、直ちに是正するように求める申し入れを行いました。詳しくはコチラをご覧ください

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