しんぶん赤旗2009年11月28日
08年度 派遣労働 最多399万人
「登録型」が大部分
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厚生労働省は26日、派遣会社が提出した事業報告による2008年度の派遣労働者数の集計を速報値として発表しました。派遣労働者数は前年度に比べ4・6%増の約399万人と過去最多となりました。
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仕事があるときだけ雇用する「登録型派遣」が約281万人と大部分を占め、「常用型派遣」が約118万人です。この数値は、09年3月に集中する企業決算後に提出されたものです。
厚労省調査による09年3月時点での「派遣切り」労働者数は12万5千人。08年秋から「派遣切り」が急増しましたが、年度を通しては派遣労働者数が増加しています。依然として、正規雇用から非正規雇用への置き換えが進んでいます。
また、製造業での派遣労働者数(08年6月1日時点)は約56万人で、1年前に比べ19・6%増でした。
日本共産党は、「雇用は正社員が当たり前の社会」をめざすべきだと主張。労働者派遣法は、究極の不安定雇用である登録型派遣の原則禁止、製造業への派遣の禁止など抜本改正に踏み出すことを提案しています。