1月14日 18時3分大阪の市立高校でバスケットボール部の顧問の教師から体罰を受けていたキャプテンの男子生徒が自殺した問題で、自殺の前日、この生徒からキャプテンを続ける意思を伝えられた顧問が「それなら殴られてもええんやな」などと発言していたことが分かりました。
教育委員会は、生徒が体罰だけでなく、ことばによっても追い詰められた可能性があるとみて調査することにしています。
大阪市立桜宮高校のバスケットボール部のキャプテンだった2年生の男子生徒は、顧問の教師から体罰を受け、先月23日に自殺しました。
自殺の前日、この生徒が顧問に「キャプテンを続けるのはしんどい」と打ち明けたところ、顧問は、キャプテンを辞めたら主力チームから外れる可能性もあると伝えていたことが分かっています。
大阪市教育委員会が遺族から聞き取った内容によりますと、その際、男子生徒が「頑張ります」とキャプテンを続ける意思を伝えたところ、顧問は「それなら殴られてもええんやな」などと発言したということです。
教育委員会は、男子生徒が体罰だけでなく、ことばによっても精神的に追い詰められた可能性があるとみて調査することにしています。