パート労働法:改正案、国会提出へ

毎日新聞 2014年01月23日 20時55分

 厚生労働省の労働政策審議会分科会は23日、有期雇用のパート労働者も仕事の内容が正社員と同じなら、待遇を正社員と同等とするパートタイム労働法の改正案を答申した。通常国会に提出する。

 現行法は(1)職務の内容が正社員と同じ(2)人材活用の仕組みや運用などが全雇用期間を通して同じ(3)契約期間が無期−−を満たすパート従業員について、賃金や福利厚生などで正社員との差別を禁じている。改正案は(3)の条件をなくし、対象者を広げた。法改正で正社員並みの待遇を受けられるパート労働者は約10万人(0.8%)程度増える見通しだ。【細川貴代】

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