賃上げ・内需拡大こそ 参院調査会 辰巳議員質疑に専門家

しんぶん赤旗 2014年2月28日

(写真)辰巳孝太郎議員(省略)

 参院の「デフレ脱却・財政再建に関する調査会」が26日開かれました。参考人からは賃上げや内需拡大に向けた政策の必要性が語られました。

 日本共産党からは辰巳孝太郎議員が質疑に立ちました。

 中央大学の建部正義教授は、人々の「インフレ期待」に働きかける日銀の金融政策は「世界に例を見ないものであり、危うい」と指摘。「法人税減税など企業優遇で景気がよくなる保証はない」「経済の立て直しのためには、物価上昇を上回る賃金引き上げが必要」と述べました。

 京都大学大学院の藤井聡教授は、労働者の賃金が最低水準で推移していることも示し、「賃上げのためには実体経済の活性化が重要」と主張。内需拡大に向けた「戦略的、効果的な」公共事業の促進などを説きました

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