日本経済新聞 2014/4/7
7日、みんなの党の代表辞任を表明する渡辺喜美氏(写真省略)
みんなの党の渡辺喜美代表は7日午後、化粧品会社会長からの8億円借り入れ問題を巡る責任をとり、代表を辞任する意向を表明した。党内から辞任を求める声が広がっており、これ以上、代表の座にとどまれば党の存続そのものが危ぶまれると判断した。
渡辺氏は3月、化粧品会社のディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長から2010年参院選前に3億円、12年衆院選前に5億円の計8億円を借り入れていたことが週刊誌報道で発覚。選挙資金や政治資金として使われたのではないかとの疑念が強まり、党内からも「疑念が払拭されるまで一時的にも代表を退くべきだ」との声が上がっていた。