□6月総会での条約採択「確信」 セクハラ禁止でILO事務局長
2019/5/30 05:38 (JST)
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【ジュネーブ共同】国際労働機関(ILO)のライダー事務局長は29日、ジュネーブで記者会見し、ILOが制定を目指す職場でのセクハラ禁止を明記した条約案について6月のILO総会で「採択できると確信している」と述べた。6月10〜21日に開かれる総会には日米など加盟187カ国の代表が参加し、ハラスメント対策として初の国際基準となる条約案を討議する。
ハラスメント対策を巡っては、性被害を告発する「#MeToo」(「私も」の意)運動の広がりなどで国際的な関心が高まっている。ライダー氏は「条約が制定されれば、ILOや各国の取り組みの基礎になる」と期待を示した。