フランス、ILO条約案を支持 日本は慎重姿勢を崩さず
2019/6/12 11:39 (JST)
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ILO年次総会で演説するフランスのマクロン大統領=11日、スイス・ジュネーブ(AP=共同)
【ジュネーブ共同】フランスのマクロン大統領は11日、スイス・ジュネーブで開催中の国際労働機関(ILO)年次総会で演説し、職場でのセクハラやパワハラなどハラスメントを禁止した条約案について「素晴らしい内容だ」と述べ、全面的な支持を表明した。
一方、日本代表は10日の委員会で、制定の議論に積極的に加わると表明しつつも、条約案を支持するかどうかは「まだ明確にしなければならない点がある」と指摘、慎重な姿勢を崩さなかった。
ILOは今回の総会で、ハラスメント対策として初の国際基準となる条約案の採択を目指している。