産業医の7割「事業所の長時間労働が改善」 民間調べ (8/18)

産業医の7割「事業所の長時間労働が改善」 民間調べ

日経新聞 2019/8/18 17:49

産業医の約7割が、企業などで働く人の長時間労働が改善していると感じていることが、医師専用コミュニティーサイトを運営するメドピア(東京・中央)の調査で分かった。働き方改革に伴い、企業などでの法令順守の意識が高まったことや、ノー残業デーが浸透したことが要因とみられる。

画像 https://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSXMZO4869319018082019CR8001&ng=DGXMZO48693210Y9A810C1CR8000&z=20190818

調査はメドピア子会社のメディプラットが集計した。6月、メドピアのコミュニティーサイトに登録する医師のうち、企業などの事業所で従事する産業医500人を対象に実施した。

長時間労働が「かなり改善されている」は14%で、「少し改善されている」が52%だった。一方、29%は「(以前と)変わらない」と回答した。

記述回答では、働き方改革の効果を感じる産業医が目立った。企業などによる効果的な施策として「『この人しかこの仕事ができない』という環境を、『複数の人がこの仕事に対応できる』という環境にした」「管理者や上長の意識改革と人事評価の見方の是正」を挙げる声もあった。 

この記事を書いた人