男性の育休取得、助成金上乗せへ 厚労省、育児参加促す
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019082201001887.html
東京新聞 2019年8月22日 21時07分
厚生労働省は22日、男性の育児休業取得の促進に対し積極的に取り組む企業への助成制度を拡充する方針を決めた。現行の「両立支援等助成金」に加算要件を設けて上乗せする。職場の雰囲気づくりにとどまらず、より前向きな対応を企業に求める狙い。2020年度予算の概算要求に盛り込む。中小企業で1人当たり10万円程度を上乗せする。
女性活躍を掲げる政府は、女性が家庭と仕事を両立しやすいよう男性の家事・育児参加を促している。だが厚労省の18年度調査では、女性の育休取得率が82・2%に上るのに対し、男性は6・16%と低迷。このため、企業をさらに後押しする必要があると判断した。
(共同)
〔図〕育児休業の取得率の推移 https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2019082201001991.jpg