夜10時、働く教師だらけ 実習生に「ここが学校だよ」(8/31)

夜10時、働く教師だらけ 実習生に「ここが学校だよ」
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朝日新聞デジタル 編集委員・氏岡真弓 三島あずさ、貞国聖子 2019年8月31日21時37分

〔写真・図版〕 奈良県教委が始めた「次世代教員養成塾」の10回目の講座では、1期生の高3生約70人が、学んだことをふりかえり、自分の特性や目指す教師像などについて話し合った=2019年8月3日、奈良県田原本町

 夢見ていた、学校の先生にはなりません――。「ブラック職場」を間近で知り、教職を敬遠する大学生たちがいる。一方、教員の採用人数は増加続き。何とか人材を確保しようと、教育委員会は採用のあり方を見直したり、教職の魅力をアピールしたりしている。

上田奈於さん(21)が教員を目指そうと考えたのは、中3の時。理科の先生の授業が楽しく、世界が広がっていくのを感じた。卒業生の多くが教員になる東京学芸大に進んだのも、そのためだ。

 ところが大学2年の時、現役の教員がツイッターを使って発信する労働環境や部活の実態を知って、衝撃を受けた。「#先生死ぬかも」とハッシュタグが広がっていた。

 「これってやばくない?」と話…

 

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