がん治療と仕事の両立へ“職場でも支援を” (10/2)

がん治療と仕事の両立へ“職場でも支援を”
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NHK News 2019年10月2日 17時40分医療

がんの治療をしながら働くことができる環境作りについて考えるシンポジウムが都内で開かれ、がん治療の専門の医師が「がん治療と仕事の両立には、まわりの助けが必要不可欠だ」と訴えました。

東京労働局が主催したシンポジウムには経営者や医療関係者らおよそ700人が参加しました。

医療の進歩でがんを患いながらも長く生きられる人が増える中、国はおととし、がん対策を定めた基本計画にがん患者の就労支援を盛り込み力を入れています。

2日は東京大学医学部附属病院でがんの放射線治療を専門に行っている中川恵一准教授が講演を行いました。

この中で中川准教授はみずからも、ぼうこうがんになり治療しながら仕事に復帰した経験を語り「がんは早期発見できれば手術をしても数日で退院し日常生活に戻れることもある」などと話しました。

そのうえで「高齢化が進み日本ではがん患者が増え続けている。がんは治療しながら働く時代で、職場でがんになった人がいたら支えてあげてほしい。そのためにも正しい知識を身につけ職場でもぜひ広めてほしい」と話していました。 

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