勤務時間外の電話 自動応答 宇都宮市立の小中 「働き方改革」一環 栃木 (10/17)

勤務時間外の電話 自動応答 宇都宮市立の小中 「働き方改革」一環 栃木
https://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201910/CK2019101702000166.html
東京新聞 2019年10月17日

 宇都宮市の市立小中学校で第二学期が始まる十七日から、教職員の勤務時間外の電話対応が、自動音声応答に切り替わることになった。教職員の長時間労働が常態化している中、学校における働き方改革の一環という。
宇都宮市教委によると、自動音声応答となる時間帯は、中学校が午後七時から翌日午前七時四十分、小学校が午後六時から翌日午前七時四十分までの間。夏休み、春休みなど長期休業期間は午後四時三十分から翌日午前八時までとなっている。児童・生徒の生命にかかわる緊急事案などについては、自動音声応答のメッセージで市教委の連絡先を案内する。
教職員の勤務時間は、学校によって多少ずれるが、おおむね午前八時に始まり、終業は午後四時三十分。ただ、市教委学校教育課によると、大半の教職員が、小学校では午後八時前後、中学校では午後八〜九時ごろまで学校に残っている。
保護者などから学校への電話の問い合わせは、午後五〜七時ごろに集中しているといい、同課は「教職員にとって、保護者との電話対応に追われる時間だけでも、かなりある。緊急の場合の体制も取ってあり、理解していただきたい」と話している。 (原田拓哉) 

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