カフェ店員、時給1780円 「賃金世界一の国」の悩み
https://www.asahi.com/articles/ASMBB628MMBBUHBI02Z.html
朝日新聞デジタル シドニー=小暮哲夫 2019年11月1日08時00分
〔写真〕カフェの店員として働くテレザ・カラソバさん(手前)=シドニー、小暮哲夫撮影
〔写真〕新興住宅地のモデルルームを訪れたランジット・シンさん=シドニー郊外オランパーク、小暮哲夫撮影
最低賃金が世界で最も高い国は? 経済協力開発機構(OECD)が国際比較をすると、答えはオーストラリアと出た。暮らしの実情はどうなのか。(シドニー=小暮哲夫)
シドニー中心部のカフェ「アンダーウッド・レーン」。朝はコーヒーを求める長い列ができる。
コーヒーマシンの前に立つテレザ・カラソバさん(23)はチェコ出身の学生。プラハのカフェでアルバイト経験があり、「バリスタ(店員)として10点中9・5点」とダレン・ゲデス店長が太鼓判を押すカラソバさんの時給は24豪ドル(約1780円。1豪ドルは約74円)。母国の5倍だ。
近くのコンビニで働く男性のモエさん(30)は、平日の早朝から午後2時半ごろまでの勤務で時給は21豪ドル。「週末に働くと時給は上がるけれど、休みたい」
求人サイトには、病院の受付(…