東京都 鉄道の計画運休時の出勤に関するルールづくりへ
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NHK News 2019年11月29日 19時04分
台風15号や19号などで被害を受けた東京都は、初動体制や避難の在り方などについて検証を行った結果、鉄道の計画運休に伴い駅での混乱が続いたとして、今後、計画運休時の出勤に関する新たなルールづくりなどに取り組むことになりました。
台風15号や19号などで住宅が浸水するなどの被害を受けた東京都は、今回の初動体制や避難の在り方などについて検証を行い、今後、取り組むべき35項目の対策をまとめました。
このうち鉄道の計画運休について、駅に多くの人が詰めかけて混乱が続いたことから、経営者や労働者の団体などが参加する実務者会議を立ち上げ、計画運休時の出勤に関する新たなルールづくりに取り組むことになりました。
また、避難に関する情報を発信する自治体のホームページにアクセスが集中し、見られなくなる事態が起きたことから、アクセスが集中しても確実に見られるようにするためのガイドラインなどを作成し、自治体に提供していくことになりました。
このほか、自治体を越えて避難する広域避難について、都と荒川流域の５つ区を中心に作業チームを立ち上げ避難の在り方などを検討していくということです。
東京都の小池知事は記者会見で、「防災事業の一層のグレードアップを進め、セーフシティーの東京を万全のものとしていきたい」と述べました。