定休日を増やして人手不足解消 働き方改革はトラック業界にも
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NHK News 2019年12月10日 6時32分働き方改革
トラックメーカーの三菱ふそうトラック・バスは、車の整備士のなり手不足の解消につなげようと、整備工場を併設した店舗の定休日を増やすなどの取り組みを始めることになりました。外食や小売り業界だけでなく、働き方改革の流れが広がっています。
三菱ふそうトラック・バスは、営業や整備を行う全国194か所の直営店舗で来月から定休日を毎月1日増やし、第2土曜日を休みにするほか、来年4月からは店舗での受付時間を1時間半短縮します。
これらの店舗では、合わせておよそ2200人の車の整備士が働いていて、会社はトラックの電動化が進むなどして整備の技術も高度になっていくことから、採用を増やそうとしています。
一方で、少子化や若者の車離れを背景に、整備士のなり手不足が課題になっていて、土日の連休を取りやすくするなど、働き方改革を進めて人手の確保につなげるねらいです。
三菱ふそうトラック・バスカスタマーサービスセールス部の大根淳一部長は「今後、電動化などのニーズが高まる中、開発や販売だけでなく整備の技術も高める必要がある。働く環境を改善し、1人でも多くの整備士を受け入れたい」と話しています。
トラック業界では、いすゞ自動車も首都圏や関西の販売会社の店舗で営業時間を短縮するなどの取り組みを行っていて、人手不足に対応するための働き方改革が、外食や小売り業界だけでなく幅広い業界に及んでいます。