パソナグループ 就職氷河期世代支援で正社員300人採用へ
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NHK News 2019年12月12日 16時08分
人材サービス大手のパソナグループは、いわゆる就職氷河期世代の人たちを支援するため300人を正社員として採用することになりました。グループの拠点がある兵庫県の淡路島などで仕事についてもらう予定です。
パソナグループは、12日記者会見を開き、300人を正社員として採用する計画を発表しました。年齢は問わないとしていますが新卒の就職が特に厳しかった時期に社会に出た現在、30代半ばから40代半ばのいわゆる就職氷河期世代が中心になるということです。
来年4月1日以降、グループの子会社が採用し、半年程度の研修を経て、兵庫県の淡路島にあるグループの観光拠点や、レストランの営業や管理部門などさまざまな職種に配属します。
またいわゆる「UIJターン」によって全国各地にあるグループの営業拠点などでも働いてもらう計画です。一方で、新卒の採用は半数程度に減らす予定です。
パソナグループの南部靖之グループ代表は記者会見で「氷河期世代の人たちをいかせば人手不足や東京一極集中の解消にも大きな力添えをしてくれる」と述べました。
就職氷河期世代の支援として政府も来年度から3年間、国家公務員への中途採用に集中的に取り組むとしていて、官民で支援の動きが広がっています。