【NHK紅白歌合戦】今年の紅白の目玉とも言われる初出場の美輪明宏(77)が、全身黒ずくめの衣装で「ヨイトマケの唄」を披露し異彩を放った。普段は金髪にゴージャスな衣装がお決まりだが、事前に「歌の邪魔をしない衣装」と宣言した通りの地味な衣装。舞台演出もなく、前後からスポットライトが1本ずつと照明もシンプルだった。
報道陣に感想を求められた美輪は「母と子ども、家族のつながりを伝えることができたと思う」と話し、衣装については「私はこの歌を歌うときは60年以上こうしてきた」と説明した。
ところが、「来年どんな年になる?」という質問が飛び出すと美輪はしばし沈黙。「私が変なことを言うといろんなところから脅迫されるんで…」と前置きをしたうえで、「選挙で(自民党に政権が)戻ったから、この2、3年はどうにもなるレベルじゃない」とこの国の行く末を案じた。