共同通信 2014年4月17日
熊本労働局(熊本市)は17日、管轄する労働基準監督署の50代の男性次長が、過去にセクハラ被害に遭った女性職員に「加害職員が人事異動で戻ってきたら(女性には)辞めてもらう」と言い、二次的な被害を与えたとして戒告処分にした。
発言時に同席していた50代の男性課長と、管理責任のある署長も文書で厳重注意した。どの労基署かは「被害者と加害者が特定される」と公表していない。
労働局によると、女性職員は2012年、男性職員から髪を触られたり、いやらしい言葉を言われたりするセクハラを受けた。この男性は異動、訓告処分になった。