「全労連」が30年記念集会、組織や政策力の強化を確認
https://mainichi.jp/articles/20191122/k00/00m/040/356000c
毎日新聞2019年11月22日 21時00分(最終更新 11月22日 21時00分)
全国労働組合総連合(全労連)は22日、結成30年の記念集会を川崎市内で開いた。平和や民主主義を守り、労働者の権利向上を目指してきた運動を振り返り、組織や政策力の強化を確認した。
小田川義和議長はあいさつで「改憲勢力と新自由主義との闘いの軸をぶれさせず、つながりを広げてきたことが新たな共闘の時代を切り開いた」とし、「組織の構成員だけでなく、働く方すべての暮らしと権利を前進させることが中央組織の重要な役割だ」と述べた。講演した小森陽一・東京大名誉教授は、憲法を守る運動を振り返り、「若い方にも運動を呼びかけていこう」と訴えた。
全労連は1989年、労働界の再編に伴い結成された。組合員数は公称110万人。【矢澤秀範】