春闘 電機大手の労組が要求書提出 月額3000円の賃上げ求める
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NHK News 2020年2月13日 18時33分春闘
ことしの春闘で、大手電機メーカーの労働組合は、月額3000円の賃金引き上げを求める要求書を経営側に提出しました。新型コロナウイルスの感染拡大もあって、世界経済の先行きに不透明感が増すなか、経営側が、どこまで応じるかが焦点となります。
東京都内にある日立製作所の本社では、労働組合の坂本達哉中央執行委員長が月額3000円の賃上げなどを求める要求書を経営側に提出しました。
要求書を受け取った日立の中畑英信人財統括本部長は「今後の交渉で真摯(しんし)に対応していきたい」と述べました。
ことしの春闘で、電機メーカーの労働組合でつくる電機連合は、去年と同じ3000円以上の賃上げを求める統一の要求基準を掲げていて、東芝やNECなども同じ水準を要求しました。
新型コロナウイルスの感染拡大などで、世界経済の先行きに不透明感が増すなか、今後の交渉で、経営側がどこまで要求に応じるかが焦点です。
また、専門性の高い能力を持った学生に、能力に合った部門への配属を約束する「ジョブ型採用」の拡大など、日本型の雇用慣行の見直しを議論するメーカーもあります。
ことしの春闘は、来月11日の集中回答日に向けて交渉が行われます。