ＮＴＴ労組 非正規含む全従業員の年収２％程度増要求へ
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NHK News 2020年2月13日 16時15分春闘
15万人余りの組合員がいる「ＮＴＴ労働組合」は、ことしの春闘で非正規社員を含むすべての従業員の年収を２％程度引き上げるよう、経営側に要求することを決めました。
15万1000人の組合員が加盟する「ＮＴＴ労働組合」は13日、中央委員会を開き、ことしの春闘で経営側に要求する内容を決めました。
それによりますと、非正規社員を含めたすべての従業員の年収について、去年と同じ水準の２％程度の引き上げを求めます。
このうちグループの主要な会社の正社員についてはベースアップにあたる月額の賃金で２％の引き上げを求めるとしています。
さらに60歳を超えて再雇用でフルタイムで働いている従業員については最低年収を300万円以上、確保することを要求することになりました。
組合の要求のうち、非正規社員の賃金改善は去年の春闘でも求めていましたが、一部の従業員を除いて認められませんでした。
「ＮＴＴ労働組合」の喜井広明中央執行委員長は「経済環境などを鑑みると、ことしの春闘は厳しい闘いを覚悟しなければならない。すべての組合員の強い意志表示を要請したい」と話していました。
組合側は今月17日以降、グループ各社の経営側に要求書を提出することにしています。