個人請負の運転手が都労委申し立て 「雇用類似」どう保護するのか (2/20)

個人請負の運転手が都労委申し立て 「雇用類似」どう保護するのか
https://mainichi.jp/articles/20200220/k00/00m/040/017000c
会毎日新聞2020年2月20日 07時00分(最終更新 2月20日 10時54分) 中川聡子

〔写真〕労組「東京ユニオン」に加入し東京都労働委員会に救済申し立てをした運転手の男性。会社側の主張書面を見つめ「納得できない」と訴える=東京都内で2020年2月10日、中川聡子撮影

 インターネット上で荷主と運転手を仲介する配送サービスを運営するCBcloud社(東京都千代田区)が団体交渉に応じないとして、登録運転手だった男性(51)と労働組合「東京ユニオン」が、東京都労働委員会に対し、不当労働行為の救済を申し立てた。20日から調査が始まる。運転手は自営業(個人事業主)として扱われているが、実際には「雇用類似」だとして、団交に応じるよう求めている。労組によると、ネット上でビジネスの場を提供するこうした「プラットフォームビジネス」を巡り、その使用者性や働く人の労働者性について判断を求める初めてのケースとみられ、都労委の判断が注目される。【中川聡子/統合デジタル取材センター】
 

この記事を書いた人