学長らの解雇無効 追手門学院に約1億円の支払い命じる (3/26)

学長らの解雇無効 追手門学院に約1億円の支払い命じる
https://www.asahi.com/articles/ASN3V35L8N3TPTFC00Z.html
朝日新聞 小若理恵 2020年3月26日 10時41分

〔写真〕判決後、記者会見する追手門学院大学の元学長・落合正行さん(左)と元教授・田中耕二郎さん=2020年3月25日午後、大阪市北区

 セクハラを受けた女性の訴訟に関与したことを理由に懲戒解雇されたのは不当だとして、追手門学院大学の元学長らが大学側に地位確認などを求めた訴訟の判決が25日、大阪地裁であった。中山誠一裁判長は解雇を無効とし、大学側に未払い賃金など計9838万円の支払いを命じた。大学側は即日控訴した。

 原告は元学長の落合正行さん(71)と元教授の田中耕二郎さん(70)。

 判決などによると、同大の元チアリーディング部コーチだった女性が2011年、部の顧問からセクハラを受けたとして損害賠償を求めて大学側を提訴。大学側は、原告の2人がこの訴訟に深く関わり、記者会見を企てて大学の名誉を毀損(きそん)したなどとして、15年10月に懲戒解雇した。判決は「懲戒解雇は合理的な理由を欠き、権利を乱用したもので無効」と判断した。

 判決後の記者会見で、落合さん… 


元学長と元教授の…『解雇は不当』 追手門学院に約1億円の支払いを命じる判決。
https://www.ktv.jp/news/articles/7f84e35c88f94ceab703400442c8d903.html
関西テレビ 03/25 19:33

追手門学院は「懲戒解雇は正当な手続きだった」として即日控訴。

大阪府茨木市の「追手門学院大学」の学長と教授だった2人が、事実無根の理由で解雇されたと訴えた裁判で、裁判所は「不当な解雇」だったとして大学側に約1億円の支払いを命じました。

訴えによると、茨木市にある追手門学院大学の元学長の落合正行さん(71)と、元教授の田中耕二郎さん(70)は、2015年に、突然懲戒解雇されました。

追手門学院大ではこの解雇の4年前に、チアリーディング部の女性コーチがセクハラをされたとして顧問の男性を訴えていました。

しかし、大学側は「落合学長らが女性コーチに裁判を起こすようそそのかし、学院の名誉と信用を棄損した」などと、解雇の理由を説明したということです。

落合元学長らは「そのような事実は一切なく、不当な解雇だ」と主張し、解雇がなければ支給されるはずだった給料やボーナスの支払いを求めていました。

25日の判決で大阪地裁は(中山誠一裁判長)「合理的な理由を欠き、権利を濫用した」として、懲戒解雇は無効だと判断し、追手門学院に計約1億円の支払いを命じました。

【元学長 落合正行さん】
「教育機関で大事なのは人権を尊重すること。裁判でそういうことが正され、本来の大学のあるべき機能を果たすような大学になってほしい」

追手門学院は「懲戒解雇は正当な手続きだった」として即日控訴しています。


【関連サイト】
落合正行先生と田中耕二郎先生の裁判を支援する大学人の会
http://w01.tp1.jp/~sr10697360/outemonsaiban.html

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