外国人材受け入れ拡大1年 “特定技能”約3000人にとどまる (4/1)

外国人材受け入れ拡大1年 “特定技能”約3000人にとどまる
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NHK News 2020年4月1日 4時54分

外国人材の受け入れを拡大する制度が始まって、1日で1年となりますが、新たな在留資格「特定技能」を取得し日本で働いている外国人は、およそ3000人にとどまっており、出入国在留管理庁は、人材を送り出す側の環境の整備を促すことにしています。

人手不足の解消につなげるため、外国人材の受け入れを拡大する制度が始まって、1日で1年となります。

政府は、新たな在留資格の「特定技能」について、去年4月からの1年間で、最大4万7000人余りの受け入れを見込んでいましたが、「特定技能」を取得し、日本で働いている外国人は、ことし2月末の時点で、2994人にとどまっています。

出入国在留管理庁は、日本で働く技能実習生の4分の3近くを占めているベトナムと中国で、「特定技能」を取得した人を適切に送り出す仕組みが整っていないことから、全体としての受け入れの人数が伸び悩んでいるとしています。このため、出入国在留管理庁は、両国との協議を急ぐなど人材を送り出す側の環境の整備を促すことにしています。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大で海外での試験が延期になるといった影響が出ていることから、引き続き、試験の実施方法や在留期間の扱いなどについて、柔軟に対応していく方針です。

 

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