日本経済新聞 2012/4/27 19:24
内閣府は27日、男女共同参画に関する意識調査の結果を公表した。「結婚したら自分もできるだけ稼ぎたい」と答えた女性は46.9%に上った。一方で「妻にはできるだけ稼いでもらいたい」とした男性は18.3%にとどまった。妻の収入への期待をめぐる男女間の差が浮き彫りになった。
調査は昨年11月と今年1月に成人男女それぞれ3000人を対象に、インターネット方式で実施した。
「結婚したら家族のために仕事を継続しなければいけない」との選択肢について「とてもそう思う」「ややそう思う」とした男性は合わせて77%。「夫は家族のために仕事を継続しなければならない」との選択肢では女性の80.2%が肯定。家庭を経済的に支えるのは男性という志向が依然として強いことが分かる。
「家事は主に妻にしてほしい」とした男性は49.7%、「家事は主に自分がした方がいい」との女性は61.3%だった。