労働組合の社会的役割を考える!

上図は「社会実情データ図録」から拝借したものですが、驚くことに全てのOECD国で組織率を減少させています。困ったものです。日本の労働組合組織率は低下傾向が続き、現在、2割を切っています。イギリスBBC放送は、今月1日に「マネーを極めた人たち」という1時間番組でカール・マルクスを取り上げ、資本主義分析に焦点を合わせたとのことです。世界の経済と社会の行き詰まりから資本主義が危機を迎えているという認識なのでしょう。そうならば世界で社会変革の前衛である労働組合、労働者の役割り、動きが、その危機に比例して活性化していなければならないのでしょう。9日に東京で国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会が始まりましたが、欧州危機が課題のひとつです、そのスペインも組織率を低下させていますが、労働協約のカバー率(組合加盟を問わず協約がカバーされる率)は他の国では減少させているなか、ポーランドとともに大きく前進させています。とっても素晴しいことです。日本の労働協約拡張適用の実情は目を覆いたくなるほどのものです。非正規労働者が半数にせまる日本を考えるとき労働組合の組織化は多難です。しかし、労働組合が地域、産別で労働協約カバー率をあたまに、非正規労働者、青年や女性の組織化をめざすことを期待したいと思います。資本主義の危機が叫ばれるとき、新自由主義と対決する共同戦線を考えるときだと、図録をながめながら思いました。 服部信一郎(副会長)

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