http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2404V_U3A720C1CR8000/
日本経済新聞 2013/7/24
20歳代以上の男女の約4割が生活が苦しいと感じていることが24日、国立社会保障・人口問題研究所の「生活と支え合いに関する調査」で分かった。5年前と比べ、生活水準が悪くなったと考える男女も4割近くに上ることが判明した。
調査は2007年から始まり5年ごとに実施。2回目となる今回は12年7月、約2万6千人を対象に調査し、2万1173人(80.6%)から有効回答を得た。
暮らし向きについて「やや苦しい」「大変苦しい」と答えた男性は計40.3%、女性は計36.7%。これに対し、「ゆとりがある」としたのは男性が9.1%、女性が9.9%と1割ほどにとどまった。男女とも5割ほどが「普通」と回答した。
5年前との生活水準の変化を尋ねたところ、「悪くなった」「かなり悪くなった」とした男性は計39.8%、女性は37.7%に上った。
一方、親に経済的援助をしている20〜60代は男性が前回調査と比べて2.3ポイント増の14.3%、女性が同2.4ポイント増の10.5%だった。