働き方ネット大阪 第8回つどい
大不況にどう立ち向かうか
―経済・雇用の崩壊と再建の途
2008年9月、米大手証券会社リーマン・ブラザーズの破綻が報じられたとき、誰がここまでの経済危機と雇用崩壊を想像したでしょうか。派遣切り、期間工の雇い止め、内定取り消し、正社員のリストラ、自営業者への貸し剥がし、倒産……。明日から働く場所がない。住むところがない。食べるものがない。我々の日々の生活が根底から脅かされています。
かつてバブル崩壊後「失われた10年」といわれる長期不況が到来した際、トヨタやキヤノンといった大企業は、従業員の雇用を守ることを宣言し、社会的評価を受けました。それらの大企業が、今回は、率先して雇用を切り崩しています。一方で、製造業大手企業の内部留保は過去最大の数十兆円にのぼるとも言われ、株主への配当や役員報酬は逆に大きく増えています。
今回の大不況は今までとどこが違うのでしょうか。
我々働く側からこの不況に立ち向かい、社会を再建する途はないのでしょうか。
現場の声から働き方を考える働き方ネットの独自の視点で、この大不況と雇用破壊について検証し、打開の途を探るのが今回の企画です。現在、反貧困ネットの湯浅誠さんに並び最も注目を受けている全国ユニオン会長の鴨桃代さんを招き、皆さんと一緒に考えたいと思います。
多数のご参加をお待ちしております。
日 時:2009年3月25日(水)午後6時30分〜8時30分
場 所:エルおおさか7階708号室/費用:500円(資料代)
基調講演: 労働組合は大不況にどう立ち向かうか
―非正規労働者の雇い止め問題を中心に―
鴨 桃代(全国ユニオン会長)
特別報告: 08世界恐慌の特徴と雇用再建の課題
森岡 孝二(関西大学教授)
リレートーク: ?正社員労働組合の組合員の方
?非正規青年労働者の組織化に取り組む若者
(地域労組おおさか青年部副部長 中嶌さん)
?不況に苦しむ自営業者の方
連絡先:民主法律協会TEL 06-6361-8624