2017年10月21日(土) 午後2時〜4時45分 (開場1時45分)
京大時計台ホール?(2階)
【プログラム】
◇講演 伍賀一道氏(金沢大学名誉教授)
現代日本の非正規雇用と格差貧困
◇報告1 八木紀一郎氏(京都大学名誉教授、摂南大学学長)
河上肇の経済思想と『貧乏物語』
◇報告2 小久保哲郎氏(弁護士、生活保護問題対策全国会議 事務局長)
生活保護引き下げ違憲訴訟と現代の貧困
◇パネルディスカッション
今年は河上肇『貧乏物語』刊行100年です。この本は、啄木が「はたらけどはたらけど なおわが生活(くらし)楽にならざり じっと手を見る」と詠んだ数年後に出ました。河上はこの歌を引いて、貧乏は「20世紀における社会の大病だ」と述べています。そのときから1世紀を経た今の日本も「驚くべきは現時の文明国における多数人の貧乏である」と言わなければならない状況があります。戦前の日本を代表する経済学者の名著に思いを馳せて、現代の貧乏を語り、この世から貧乏を根治する道筋を考えるために、市民講演会を開催します。ふるってご参加ください。
主催: 河上肇記念会
連絡先: 京都市左京区田中玄京町76
山本正志方
電話・FAX:075-702-6705