総務省が28日発表した11月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0・1ポイント低下の4・1%で、3カ月ぶりに改善した。
厚生労働省が同日発表した11月の有効求人倍率(同)は、前月と同じ0・80倍だった。
改善の理由について、総務省は「女性の比率が高い医療、福祉の分野で女性の就業が進み、全体の失業者が減った」と分析している。
男女別の失業率は、男性が横ばいの4・3%、女性が0・1ポイント改善の3・8%。完全失業者数は前年同月比21万人減の260万人だった。
厚労省によると、新規求人数を主要産業別でみると、宿泊・飲食業は18・4%、情報通信業は16・4%それぞれ増加。