心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)で、性別適合手術を受けて女性になった愛媛県松山市の30代の会社員が、職場の無理解や嫌がらせが原因で適応障害になったとして、近く労災申請することが7日、分かった。
関係書類などによると、会社員は1998年、市内の企業に就職。2004年から心療内科に通い始めた。同僚は男性ばかりで、男性を装うストレスから何度も過呼吸やパニック発作になり苦しんだ。
会社側は「個人のプライバシーもあり話せない。もし性同一性障害の人がいれば、可能な限り配慮する」としている。