定年退職直前に自殺、丘珠空港職員の遺族「仕事でうつ病」 国を提訴へ

北海道新聞11月20日

 丘珠空港(札幌市東区)の航空管制運航情報官の男性=当時(60)=が昨年3月、定年退職直前に自殺したのは、職場のストレスでうつ病を発症したのが原因として、男性の遺族が21日、国を相手取り、1200万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こす。

 訴状によると、男性は1970年に運輸省(現・国土交通省)に入り、2010年4月から国交省丘珠空港事務所で勤務。先任航空管制運航情報官として飛行機の駐機場所の調整などを担当していた。11年6月以降、業務の不手際の責任を上司になすりつけられるなどしてストレスを抱え、12年3月中旬に自殺に追い込まれたという。

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