過労死等防止基本法案を提出 6党・遺族、衆院事務総長に

しんぶん赤旗 2013年12月6日(金)

(写真省略)鬼塚誠衆院事務総長(中央)に過労死等防止基本法案を提出する野党議員たち。右から4人目は高橋ちづ子議員=4日、国会内

 過労死防止基本法制定を目指す超党派議員連盟は4日、過労死等防止基本法案を衆院事務総長に共同提出しました。

 同法案は、「過労死はあってはならない」という基本理念のもと、過労死をなくすための国と地方公共団体の責務を規定し、事業主に対策への協力を求めるものです。過労を原因とする自殺や重篤な疾患も同法案の対象となっています。

 提出後に行われた記者会見には、6党(共産、民主、維新、みんな、生活、社民)の議員のほか、過労死で家族を亡くした遺族も参加しました。「全国過労死を考える家族の会」の寺西笑子代表は、「働きすぎて命が奪われることがないように、過労死をなくしたい思いで法案の実現を求めてきました。一日も早くこの法案を成立させてほしい」と語りました。日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は、「過労死はあってはならないという基本理念を盛り込んだ基本法を出すことができたことは、本当に大きな一歩です。次の国会での成立を必ず実現させたい」と述べました。

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