IBM: 従業員数が10年ぶりに減少、1−3月もリストラ計画

Bloomberg 2月26日(水)

  2月25日(ブルームバーグ):コンピューターサービス最大手の米IBMの従業員数が2002年以降で初めて減少した。同社は利益目標の達成に向けてコスト抑制に取り組んでいる。

届け出によると、13年末時点の従業員数は43万1212人と前年比0.7%減少した。IBMは昨年、人員の再編に10億ドル(約1020億円)を投じたが、1−3月(第1四半期)に再度リストラを実施する計画だ。

IBMは15年までに調整後1株利益を20ドルにする目標を掲げているが、決算は7四半期連続の減収となっており、達成は困難な状況だ。ジニ・ロメッティ最高経営責任者(CEO)は目標達成に向けて、人員削減や資産売却を進めている。

同社の従業員団体アライアンス・アット・IBMによれば、今年に入ってすでに欧州とアジア、南米でポジションが削減された。米国とカナダの従業員にも26日に人員削減の通達が行われる見通しだという。

IBMの広報担当ダグ・シェルトン氏は、削減の時期や規模に関するコメントを控えている。

原題:IBM Employee Headcount Falls in 2013 for First Time in aDecade(抜粋)

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