春闘、約3千組合賃上げ要求 連合集計、昨年の2.5倍

朝日新聞 2014年3月7日

 労働組合の中央組織・連合傘下の労組で、2月末までに2985組合が、賃金体系を底上げするベースアップ(ベア)などの賃上げを要求した。昨年の同じ時期に比べて、労組数は約2・5倍。定期昇給(定昇)相当分を加えて平均8588円の賃上げ要求で、前年の月例賃金の3・1%分に相当する。

 規模別での内訳では、300人以上の大規模組合では、908組合だった。平均では8598円(前年月例賃金比3・0%分)。300人未満では2077組合でベアを要求した。平均は8505円(同3・3%分)だった。

 連合は今春闘で、定昇で前年月例賃金比2%分を確保しつつ、ベアで同1%分以上の底上げ目標を掲げた。格差是正が必要な組合には、さらに同1%分を求めるよう方針を掲げた。

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