しんぶん赤旗 2014年3月20日
高知県議会は19日、「最低賃金の改善を求める意見書」を全会一致で可決しました。最低賃金の大幅な引き上げや、地域間格差を縮小させるための施策の早期実現を政府に求める内容です。
民青同盟高知県委員会と同高知地区委員会は、最低賃金の改善を求める意見書の可決を求める要望書を県議会に提出していました。
意見書では、「地域別最低賃金は東京で869円、高知県では664円と全国最低。フルタイムで働いても総支給額で120万〜160万円にしかならず、到底まともな暮らしはできない」「生まれ育った地域で暮らし、働き続けたいとの願いに応えるためにも最低賃金の地域格差の是正への改正と金額の大幅な引き上げが必要」とのべています。
同日、日本共産党が提案した「国民との約束を守り、TPP交渉からの即時撤退を求める意見書」も全会一致で可決しました。県議会のTPP意見書の可決は6回目。