Yomiuri Online 2014年5月25日
総務省は、情報通信の分野で世界的に影響を与えるような奇抜なアイデアを持った人材の支援に乗り出す。
「奇想天外で野心的な課題」に挑戦することが条件で、年300万円を上限に研究費を支給する。失敗も許容するという、中央官庁としては異例の事業となる。
今年度の情報通信に関する研究開発の委託事業に、「独創的な人向け特別枠」を設ける。パソコンや携帯電話で革新を成し遂げた一方、ユニークな人格でも知られていた、米アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏のような人材の育成を目指す。
研究費に加え、著名な技術者やベンチャー起業家などから助言を受けられるなど研究環境も支援する。6月末に募集を始め、面談などの選考を経て10件程度を採用する。